「新あいち創造研究開発補助金」事業

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 新世代ロボット研究会では、VRテクノセンターが開発した「見守りロボット」の製品化のために、「新あいち創造研究開発補助金」の採択を受け、製品化の研究開発事業を行っています。
 介護施設や病院においては、入所者の安全確認のために定期的な見回りを実施しています、夜間においては従事者も少なく頻繁な見回りは実施できず、1時間に1回程度の定期巡回に限られています。施設内に監視カメラを設置しているケースもありますが、あくまでも問題が発生した際の事後確認に使用されているのみで、リアルタイムな監視目的としては使用されておらず、また常時監視カメラにより監視するのは入所者のプライバシーの観点からも好まれない傾向にあります。
 本事業で開発する「見守りロボット」はカメラ付のロボットが常時館内を巡回し、その映像を集中管理室のモニターで見守るものです。画像認識により人が倒れている等の異常を検知して待機者に知らせることを可能とし、異常時には「見守りロボット」に取り付けられたマイクとスピーカーにより入所者との会話も可能とすることで人が巡回するのと同じ状況を作りだすことが可能となります。これにより巡回頻度を大幅に向上させ、監視体制を強化することが可能となり、また常設カメラと違いロボットが近付いて来た時だけしか監視されないため、入所者にとっても今監視されているかどうかが判断でき、プライバシーにも十分に配慮することが可能となります。
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このページは、akiyamaが2013年6月10日 11:26に書いたブログ記事です。

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